ポエトリーリーディング　藤田和十を読む

となみ野作家シリーズ3 藤田和十展 の関連催しとして、出品作家藤田和十さんの詩の朗読会を催します。自作詩と版画作品とが密接に結びついた、藤田和十さんの作品。画家と詩人たちとのコラボレーションにより、詩情あふれる藤田和十の世界を満喫していただきたいと思います。
出演は富山県詩人協会会員（池田瑛子さん他）の皆さんです。

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［展示と藤田和十さんについて］
　となみ野作家シリーズは、砺波地域で活動する優れた美術作家を紹介する展覧会です。第３回として小矢部市在住の洋画家・藤田和十（ふじた・かずとう）氏を紹介します。藤田氏は、１９２５年に高岡市に生まれ、１９４０年に旧制氷見中学校に入学します。在学中に洋画家で、美術教師であった東一雄に出会い師事します。それからは、富山青年師範学校に進学し、卒業後は県内の中学校で教鞭を執りながら創作と詩作を続けてゆきます。１９６０年から本格的に版画制作に取り組み始め、６２年には、国画会版画部に出品し新人賞を受賞します。以後、同会を中心に作品発表を行い、海外公募展にも積極的に出品されています。また、近年では、版画制作と並行して詩集を出版するなど精力的に創作活動を続けています。
　本展は、１９８７年以降に制作された版画作品を中心に最新作を加えた構成で、意欲的に前進を続ける藤田和十の世界を紹介します。