となみ野作家シリーズ４ 川原和夫展

　川原和夫さんは昭和１２年、神戸市に生まれました。８歳のとき祖父の故郷である井波町（現・南砺市）に移ります。
　高岡工芸高校木材工芸科を卒業後、祖父・初代川原啓秀について木彫修業を始めます。井波彫刻の技術を継承しつつ、日展、日本現代工芸美術展、日本新工芸展などに作品を発表してきました。祈りの心、日本の里山、花木などの多彩なテーマを木彫パネルで表したその仕事は早くから注目されてきました。
　平成元年に日本新工芸展内閣総理大臣賞、翌２年に紺綬褒章、３年に県芸術祭功労賞、県文化功労賞、４年に第２４回日展会員賞、１２年にとやま国際草の根交流賞、１４年に第３回北日本美術大賞展で大賞受賞、地域文化功労者表彰（文部科学大臣表彰）などを受けています。
　この展覧会は、半世紀以上の長い活動の中で制作された作品から、川原芸術をたどるうえで必見ともいうべき５０点を選んで構成し、現代の木工芸をリードする川原和夫さんの世界をご覧いただくものです。

観覧料
一般５００円（４００円）・高校生以下無料
※（　）内は前売料金、２０名以上の団体料金、６５歳以上の割引料金
※心身に障がいのある方（介護者１名を含む）の観覧は無料（入館の際に証明できるものをご掲示ください）