小倉遊亀展 人・花・仏

期間:2013年7月27日 ~ 2013年8月25日
場所:砺波市美術館 1階 企画展示室
時間:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
日本画に輝かしい足跡をのこした画家・小倉遊亀が平成12年(2000)に105才で世を去り、早くも13年が経とうとしています。
明治28(1895)年、滋賀県大津市に生まれた小倉遊亀は、奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)を卒業し、暫く教職に就きますが画家への思い断ちがたく、25才の時、安田靫彦(1884~1978)に入門し、日本画家への道を歩み始めます。
大正11年、27才で日本美術院試作展に初入選、31才で院展に初入選し、以後毎年入選を重ね、画家としての地歩を固めてゆきました。
日本の伝統を重んじながらも、時代の新しい感覚を取り入れつつ作品を発表し続けました。古典の素養と近代的知性、堅固な意志と温かな情趣を併せ持つ作風で業績をおさめ、昭和7年に女性として初めて日本美術院同人に推挙され、同37年に芸術院賞を受賞しています。とりわけ絵に対する真摯な姿勢と創作意欲は終生衰えることなく、その絵画は多くの人々を捉えて離しません。身近にあるものに題材をとった人物画や静物画が多くを占め、澄んだ色彩はモチーフへの深い慈しみに溢れ、私たちに、すべての物に命が宿っているということを伝えてくれます。
本展は、大正、昭和、平成と80年にわたり、いきいきと、瑞々しく描いた画家・小倉遊亀の初期から晩年までの珠玉の作品群より「人」「花」「仏」のテーマを設け、その作品世界をご覧頂こうとするものです。

 施 設 名  砺波市美術館

 企画展名  小倉遊亀展 人・花・仏

 実施期間  平成25年7月27日(土)~8月25日(日)

 実施時間  午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

 実施場所  砺波市美術館・企画展示室

 主な借受先 滋賀県立近代美術館 ほか9か所(関西方面)

 観覧料金  一 般 600円(団体・前売500円)
       高校生 300円(団体・前売200円)
       中学生以下無料


問合せ先 砺波市美術館 末永(まつえ)忠宏 TEL.0763-32-1001



・ 記念講演会「小倉遊亀作品について」
7月27日(土)午後2時より
砺波市美術館 市民アトリエ
國賀由美子氏(滋賀県立近代美術館専門学芸員)
聴講無料
・ ギャラリートーク(作品解説)
8月10日(土)、11日(日)各回、午後2時より
砺波市美術館 展示会場にて
石丸正運氏(砺波市美術館相談役)
要観覧券
・砺波高校放送部による随筆朗読会と上映会
(小倉遊亀著「画室の中から」の朗読と小倉遊亀展PR映像の発表~となみヤングパワープロジェクトによる活動(協力:NPO法人F-site)
8月4日(日)[第1回]午後2時より/[第2回]午後4時より
砺波市美術館1階エントランスにて
聴講無料
・市民無料の日 特別無料観覧
8月24日(土)午前10時~午後9時
(2013カンナフェスティバル・夏の子どもまつり連携事業)


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