石田徹也-ノート、夢のしるし-

期間:2014年9月6日 ~ 2014年10月5日
場所:砺波市美術館 1階 企画展示室、2階 常設展示室2・3
時間:午前10時~午後6時
 「砺波市合併10周年記念 石田徹也展-ノート、夢のしるし-」を開催致します。
 石田徹也は、現代社会を鋭く風刺する作風で知られる画家です。1990年代のバブル崩壊後、世の中の価値観が大きく変わろうとする中で、社会に渦巻く不安に目を向け、時に辛辣に、時にユーモラスに描き続けました。
 1973年、静岡県焼津市に生まれた石田徹也は、武蔵野美術大学を卒業後、広告グラフィックを意識した作品で頭角を現します。気鋭の画家として徐々に注目を集めはじめた矢先、踏切事故により31歳の若さでその生涯を閉じました。没後は遺作展や遺作集、また多くのメディアでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
 彼の真骨頂ともいえる、様々な器物や風景と合体した「自画像」は、石田のまなざしを通した、現代社会における匿名なものたちの象徴であり、痛みや矛盾を抱えて生きる人々の表現として、見る者の共感を呼んでいます。
 本展では、代表作を中心に石田が遺したノートやスケッチブックに描かれた、下絵やアイディアを初公開します。また、彼の言葉を随所に紹介し、制作の過程や思考の跡を辿ろうとするものです。混沌とした現代社会と諧謔的に向き合い続けた石田徹也の作品は、ほんとうの幸せとは何かを考え直すきっかけを私達に与えてくれるのかもしれません。

会期 平成26年9月6日(土)~10月5日(日)午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
   会期中、9月22日(月)のみ休館
主催 公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団・砺波市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
共催 北日本放送
後援 となみ衛星通信テレビ、エフエムとなみ、となみ芸術文化友の会
協賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、富山県民芸術文化祭実行委員会
観覧料 一般700円(600円)、高校生以下、身障者(介添者1名を含む)無料
    (  )内は20名以上の団体、65歳以上の方の割引料金



関連イベント
・クロストークpart.1(要観覧券)
 勝山 滋さん(平塚市美術館主査兼学芸員)×杉本 積(砺波市美術館学芸員)
 日時:9月14日(日)午後2時~3時
 会場:砺波市美術館 1階 企画展示室
関連イベント
・クロストークpart.2(要観覧券)
 川谷承子さん(静岡県立美術館上席学芸員)×杉本 積(砺波市美術館学芸員)
 日時:9月28日(日)午後2時~3時
 会場:砺波市美術館 1階 企画展示室


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