越中真言の古刹 芹谷山 千光寺の至宝

期間:2014年11月8日 ~ 2014年12月14日
場所:砺波市美術館 1階 企画展示室ほか
時間:午前10時~午後6時 (入館は午後5時30分まで)
 真言宗の古刹・芹谷山 千光寺(せんこうじ)は、砺波市東部のなだらかな庄東山地を蛇行して流れ下る和田川べりの芹谷の地に建てられています。当寺の縁起によれば、その開基は、飛鳥時代の大宝3年(703)、天竺より渡来した法道(ほうどう)上人と伝えられています。
 千光寺は北陸観音霊場28番札所として格式のある寺院です。本尊である奈良時代の作とされる観世音菩薩立像(県指定文化財)や、鎌倉時代末期の作とされる両界曼荼羅図(県指定文化財)など、さまざまな密教美術があります。建築もまた見事な伽藍を備え、市指定文化財の山門、観音堂、書院、御幸門など時代の特徴と意匠を今に伝えています。そして、江戸時代初期からの貴重な書籍や古文書も数多く遺されています。
 1300年に及ぶ千光寺の歴史においては様々な出来事が確認されていますが、現在は開かれた寺院として、年間を通して参拝できるうえ、潅頂のお勤め、ご開帳、芹の市といったお寺の行事も盛んであり、「千光寺さん」の呼称で多くの人々に親しまれています。
 砺波市美術館では、こうした人々のこころの故郷とも言うべき越中真言の古刹・千光寺に伝わる寺宝を中心に紹介する予定です。実行委員会と砺波市美術館の共同主催とし、また、当美術館、砺波郷土資料館、となみ散居村ミュージアムとの3館連携展として計画しております。

砺波市合併10周年記念展・県民芸術文化祭2014協賛事業
 越中真言の古刹 芹谷山 千光寺の至宝
平成26年11月8日(土)~12月14日(日)
砺波市美術館 富山県砺波市高道145-1 ☎0763-32-1001
観覧時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料一般500円、65歳以上400円、高校生以下無料 ※11月10日(月)、17日(月)をのぞき無休

第38回 郷土先人展 芹谷山 千光寺と法道仙人展
平成26年10月10日(金)~11月30日(日)
砺波郷土資料館 富山県砺波市花園町1-78 ☎0763-32-2339
観覧時間 午前9時~午後5時
観覧無料、月曜・第3日曜休館

「千光寺の四季」写真展
平成26年11月8日(土)~12月7日(日)
となみ散居村ミュージアム 富山県砺波市太郎丸80 ☎0763-34-7180
観覧時間 午前9時~午後9時(入館は午後8時30分まで)
観覧無料、水曜休館



第6回となみ散居村学習講座 真言宗の古刹-千光寺 バスツアー
講師 石丸正運さん(砺波市美術館相談役)
日時 11月9日(日)午後1時30分~5時 
行程 ①となみ散居村ミュージアム 1階研修室⇒②千光寺⇒③砺波市美術館 ほか
    参加料500円(バス代・観覧料として)
    お問合せ・お申込み:となみ散居村ミュージアム
    ☎0763-34-7180
記念講演会 千光寺秘仏本尊をめぐって‐法道伝承のひろがりのなかで
講師 杉﨑貴英さん(帝塚山大学文学部日本文化学科准教授)
日時 11月15日(土)午後2時~3時30分
会場 砺波市美術館 2階市民アトリエにて
    聴講無料
報告会 千光寺仁王像の修復について
講師 川口圭太さん(園城寺(三井寺)佛教尊像修復院 仏師)
日時 12月6日(土)午後2時~3時30分
会場 砺波市美術館 2階市民アトリエにて
    聴講無料
ギャラリートーク
講師 尾田武雄さん(砺波市文化財保護審議委員)
日時 12月13日(土)午後2時~3時
会場 砺波市美術館 1階展示会場にて
    参加費無料(要観覧券)


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