第16回至高の精神展　尾﨑真理　Heat Island

第16回至高の精神展　尾﨑真理　Heat Island
会期：1月31日（土）～3月1日（日）、
会場：2階市民ギャラリー
内容：県内において旺盛な活動で活躍している美術家を取り上げ、同時代の美術がもつさまざまなようすを視ていく。今回は、朝日町在住の画家・尾﨑真理（おざき・まり　1961～　）さん。56歳。尾﨑さんは2006年、越中アートフェスタで優秀賞、2009年には大賞を受賞されている。43歳で日本画家・清河恵美さんに師事。展示で近作を中心に新作を加えた内容。

　至高の精神展 IN SPIRITU ALTISSIMOは、多様な展開を見せる現代美術の分野で活躍している作家を紹介する展覧会です。第16回目となる今回は、朝日町在住の画家 尾﨑真理（おざき まり）の作品を紹介します。
　尾﨑は、1961年富山県朝日町に生まれます。1980年に文化女子大学家政学部生活造形学科に入学し工芸デザインを学び、卒業後は帰郷して地元で就職します。彼女が本格的に絵画制作に取り組むことになったのは、県内で活躍していた日本画家である清河恵美（1948〜）の作品に出会ったのがきっかけでした。清河氏の斬新な発想の面白さと日本画の豊かな色彩に強烈に惹かれ、すぐに師事し精力的に創作を始めました。
　尾﨑は、2003年から地元の公募展を皮切りに富山県美術展や数々の展覧会に出品し入選を重ね積極的に作品発表を行います。その中でも2006年から始まった「越中アートフェスタ」では優秀賞を受賞、2009年には大賞を獲得し一躍注目を集めました。彼女の作品は、身近にある植物や小さい昆虫から、キリンやシマウマなど、大小様々な動物を主要なモチーフとしています。それらと宇宙空間を組み合わせて大きな画面を創造し表現の幅を拡げています。そののびやかで屈託のない明るい作風は、見る人までも楽しくさせる魅力に溢れています。
　今回の展覧会は、近作を中心に新作を加えて会場構成を行い、尾﨑真理の世界を紹介します（観覧無料）。