第12回至高の精神 本郷 仁「視覚・光覚」展

期間:2011年2月5日 ~ 2011年3月6日
場所:砺波市美術館
時間:午前10時~午後6時まで
県内を拠点に旺盛な活動を展開するガラス造形作家・本郷 仁(ほんごう・じん 1964-)を紹介しています。鏡の映り込みと反射を効果的に用いた作品から、「見る」ことについて問いかけます。

 至高の精神展 IN SPIRITU ALTISSIMOは、多様な展開を見せる現代美術の分野で活躍している作家を紹介する展覧会です。第12回目となる今回は、富山市在住の立体造形作家 本郷 仁さんの作品を紹介します。
 本郷さんは、1964年秋田県秋田市に生まれます。大学時代に美術鋳物との出会いから様々な工芸美術に興味を持つようになり、卒業後は東京ガラス工芸研究所に学びます。1991年に富山ガラス造形研究所に助手として赴任し、多くの作家と出会うこととなり刺激を受けながら造形作品を制作してゆきます。
 活動の初期から野外展にも積極的に参加し、ガラスと金属という異素材を組み合わせた立体作品を発表し、そのガラス工芸の既成概念を破るスケールの大きな造形力は注目を集めていました。
 2004年ごろから造形素材として板ガラスや鏡などの工業的な材料を使用し始め、ガラスの板材を整然と幾何学的に構成し、その連続した形状や光学的効果を通して、視覚と形態の関係をテーマとした作品を展開しています。
 近年は、鏡の特性である映り込みと反射に関心を寄せ、鑑賞者が作品を介して、“見ること”を再考する作品を制作し、表現の幅を広げています。
 今回の展覧会では、近作を含めた作品構成で、その世界を紹介します。



観覧料
無料
お問合せ
砺波市美術館
電話0763-32-1001


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