主人公の千華(チカ)は音楽の道を目指しますが、音楽社会の厳しい競争に次第に自信をなくし、登校拒否となり大学も中退して、とうとう一日中家にひきこもるようになります。
思いつめた千華は、千葉県の水田に「誰か私を助けて下さい」と書いた紙をペットボトルに詰めて、「心のSOS」として置いてきます。暫くして、この水田の持ち主でありペットボトルを拾った広瀬晋平から手紙が届き、その手紙は真剣に千華のSOSに応えようとしていました。
映画『アンダンテ ~稲の旋律~』は、主人公 千華が、めぐり逢った人々とのつながりの中で、失われた心を取り戻していく「人間再生」の物語です。現代日本が抱える「ひきもこり」問題や、危機迫る食料自給率問題を鋭く描く作品です。
試写会は午後7時から多目的ホールで行われます。
お問合せは、曳山会館(0763-32-7075)まで。